院試失敗とその一年をまとめた


昨年の9月に、院試に落ちてしまいました。

そのような中で、私がどのような行動をとったかをまとめてみました。


まず、私についてですが、都内理系の私立大の学生でした。

大学院には3年頃には進もうと考えていて、理由としては半分は周りに流されなんとなくでした。笑


今回は、大学4年開始時からざっくり順に見ていこうと思います。



3月1日の午前0時。

僕も周りの就活生と同じように、各就活サイトのプレエントリーを一斉に出しました。


大学院志望ではありましたが、社会と触れ合う機会でもあるし、就活はやろうと決めていました。結果的に、これにより後々救われたと思います。

(院試を受ける方も、就活をするのはとても良い経験になると思います。これは、断言できます。しかし、最も大事なのは大学院の試験であることを忘れてはいけません。)


3月中は主に、エントリーシートを書いたり、就活の本読んだり、TOEICの勉強をしていたりしました。


この頃、TOEICは600中盤くらい、TOEFLはitpで半分いかないくらいでした。

試験の半年前には英語はある程度固めておいた方が良いでしょう。

研究室でも英語の論文は何本も読みますし、

ある程度の英語力がないと、ゼミで死にます笑


就活では、業界別にラインのグループ作ってESの見せ合などをしていました。


4月から研究室が始まって、並行して就活。


これは案外きつい。。。

特に、業界を絞らずに満遍なく就活をするとなると、並行は難しいと思います。


ゼミの発表予定は、修士、博士の先輩から順に決まることも多く、自由に予定が組めないと就活は死にます。

研究室に配属されたら早い段階で、ゼミ、研究室の予定の確認をすることをオススメします。

私も、説明会に物理的にいけない状況が発生しています。。。


ゼミは、英語のテキストの輪読と論文発表があり、予習にかなりの時間が必要でした。

特に、ゼミを担当する週はかなりキツキツで、英語の重要性をじわじわ理解し始めました。


そしてだいたい、5月くらいに内々定でるやつが現れる。笑

(ベンチャーとか特殊な感じのとこはもっと前にもちろん出てました。)


内定の話を聞くと焦ったし、就活に力を入れ始めると院試の勉強はほとんど出来なくなりました。

友人が内定を得た企業の年収を検索してひがんだり、悔しい気持ちになるのはわかります。

しかし、大企業に入っても、役員や管理職に残ることができる人数は限られています。

地道に就活を続けましょう。


また、お祈りメールは気にせず削除しましょう。

ご縁がなかったと思うことも必要なのです。

(ちなみに私は、食品、化粧品、IT、などの業界を受けていました。かなり落とされました。。。)


このままだと中途半端になりそうで、就活か院試どちらかに絞ろうと考え、院試を選択。


5.6月は主に研究室メインで、院試の勉強もできていました。

この時期は、専門科目の勉強がメインになると思います。

暗記は後回しにし、理論や基礎知識を早めに頭に入れておきましょう。


7月頃、暑いし、勉強に集中出来なくなってくる。笑

俺の分野は、文系寄りの理系で、実験とかは全くなくて、基本的に毎日論文と本を読む感じでした。


そうすると

なんだか飽きてくるんですよ。笑


そんな中、一番仲のいいやつが、就活を始めてわずか一週間で内定を取る。笑笑

要領がいい人間って本当にいるので、絶対に焦ってはいけません。


研究に飽きてきた俺も就活やり直そうと安易に考え、主にITのベンチャーを受けました。

(大手の秋採用に備え、練習も兼ねて)


そうしたところ、2社から内定をもらう。

これが確か、7月の中盤頃でした。


8月中盤が院試だったのですが、内定をもらい、勉強する気が消失。


その気分が続いたまま試験を受けて、落ちを確信。


内定を得ていた企業は本命ではないし、このままだとヤバイと思い、金融機関、ITなど残っている求人に応募。


院試の後すぐなので、8月の終わりから本格的に就活を開始しました。

前半戦にESを書いたり、面接を受けていたことで、焦ってはいましたがスムーズに就活モードに入ることができました。


私は、マイナビリクナビなどの王道の就活サイトだけではなく、朝学ナビ、ダイアモンド就活ナビ、その他合計10近くのサイトに登録しました。


そして、毎日送られてくるメールを必ず全て確認し、条件が良ければその場で応募してました。


就活サイトの他に、新宿に新卒専門のハローワークがあるので、そこにも登録して情報を仕入れてました。


ハローワークの良いところは、具体的なスケジュールを職員と一緒に立てられるところ。

そして、悩みや不安を聞いてもらえる事で、精神的な面を安定させることができます。


最終的に10月後半に都内の金融機関から内定をもらう。


(この時点で、内定をもらっていない友人などもおり、この時点ではまだ焦ってはいけないと思います。)


しかし、そこで就活は終わりませんでした笑


年明けの1月後半、以前から気になっていたベンチャー企業の社長とアポが取れ、現場を見る機会をいただく。


その後、卒論等を終えて、3月に西日本の田舎で活動するベンチャー企業に内定をもらいました。


現在は東京を離れ、西日本の某地域で社員をしています。

今は、大変満足のいく生活を送れています。



大学院は理系だから行かないといけない訳ではないし、誰もが行けるわけではないです。


私は、行く権利すらいただけませんでしたが笑


研究室に実際に配属されて、それから院に行くかどうか決めても遅くはないと思います。

それに、仮に落ちたとしても、雇ってくれる先は必ずあります。


友人には院試の浪人、俗に言う"院浪"をする人間もおり、夏の試験に向けて研究生をしていたりします。


大学卒業後の進路は様々な選択肢があります。もちろん、私のように一定数、院試に落ちる人間だっているのです。


私は成功体験は載せることができませんでしたが、皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。


では。